ピロリ菌にはヨーグルトの乳酸菌が効果的!

ピロリ菌

ピロリ菌にはヨーグルトの乳酸菌が効果的!

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毎日のヨーグルトは健康に良いと言われていますが、ヨーグルトの乳酸菌がピロリ菌にも効果的だというのは本当なのでしょうか。ピロリ菌と乳酸菌の関係についてまとめます。

乳酸菌って何?

乳酸菌とはブドウ糖を発酵し多量の乳酸を生産する細菌の総称の事です。乳酸菌の働きには外来の細菌を定着させない働きの他、宿主の免疫系を刺激し感染症を防ぐ働きがあると言われています。乳酸菌は酸素のある所では生存できない嫌気性菌と、酸素のあるなしに関わらず増殖できる好気性菌に分類されます。これらの分類は酸素要求性から分類した場合で、発酵様式から分類するとブドウ糖から乳酸の実を生成するホモ型乳酸菌とブドウ糖から乳酸と乳酸以外の物質を生成するヘテロ型乳酸菌に分けられます。乳酸菌は栄養が豊富に整っているなどの栄養条件と4℃以上50℃以下の温度条件であることと、それぞれの酸素要求性の環境条件がそろっている人間界を含めた自然界に2000種類に及ぶ乳酸菌が存在していると考えられています。

ヨーグルトの乳酸菌は何が体に良いのか

ヨーグルトは牛などの乳に、乳酸菌を混ぜて発酵させた乳製品で多種多様な乳酸菌があらかじめ含まれていますが腸内に定着する事はできません。しかし人間の体内にも腸内細菌としての乳酸菌がすでに生息している事から、ヨーグルトの乳酸菌を取り入れる事で、もともといる腸内細菌を助けてくれると言われています。その作用のひとつに、腸内の悪玉菌を減少させ、すでにある善玉菌を増殖させる整腸作用があります。整腸作用により便通が良くなると代謝の改善や皮膚の活発化など様々な健康効果が期待できます

ピロリ菌と乳酸菌の関係とは

ヨーグルトの乳酸菌の全てがピロリ菌を除菌するわけではありません。ピロリ菌を除菌するための乳酸菌が混ぜ込まれたヨーグルトが存在するという事です。ピロリ菌を除菌する乳酸菌が含まれたヨーグルトで有名なのがLG21で、LG21とは乳酸菌そのものの名前です。LG21を食べ続ける事でピロリ菌が完全に除菌できるかどうかは、実験結果によると完全除菌に成功したケースと100%の除菌までには至らなかったケースが報告されています。100%に至らない場合でもピロリ菌を減少させる効果は高いという報告があります。

まとめ

乳酸菌とはブドウ糖を発酵し多量の乳酸を生産する細菌の総称の事で2000種類に及ぶ乳酸菌が存在すると考えられています。乳酸菌にはピロリ菌を除菌する働きがある乳酸菌もあり、有名なのがLG21です。LG21によって100%除菌できたケースの報告もありますが、100%までに至らなかったケースの報告もあります100%に至らなかったとしてもピロリ菌の減少させる働きがあるという報告もあります

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