塩分を摂り過ぎると胃がんになる!?ピロリ菌と塩の関係

ピロリ菌

塩分を摂り過ぎると胃がんになる!?ピロリ菌と塩の関係

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ピロリ菌に感染していると胃がんの原因になると言われていますが、塩分の摂りすぎも胃がんのリスクを高めると言われています。胃がんとピロリ菌、ピロリ菌と塩分にどのような関係性があるのでしようか。ピロリ菌と塩と胃がんの関係についてまとめます。

塩分高濃度食品と日本の食文化

各国の食文化を比較した場合、日本人は塩気の強いものを好み塩分の摂取量も多いと言われています。塩分と高血圧との関連は昔から言われており、食文化に関連してか日本人は胃がんと脳卒中が多いという報告があります。また国内でも塩分摂取量が多い地域ほど、これらの病気の発症率が高いと言われています。そのため高血圧予防のため、WHO(世界保健機関)では一日あたりの塩分の摂取量を5グラム未満にするように推奨しています。しかし日本人の平均は未だ11グラムであると言われています。

高塩分濃度の食品と胃の粘膜の関係

胃は粘液で粘膜を保護しています。高塩分濃度の食品を習慣的に摂取する事は、胃の粘液を破壊し炎症を引き起こします。ピロリ菌自体に発がん性があるのではなく、引き起こされた炎症が発がんを促進する因子となります。そのため、高塩分濃度の食品の習慣的な摂取する事で引き起こされた炎症が胃がんにつながると言われています。これは荒れた胃粘膜ではピロリ菌が増える事にも関係があります。また動物実験により、食塩自体にも発がん作用はありませんが胃がんを促進する作用はあるという報告と、食塩単独での胃がんの促進作用は弱いですが、ピロリ菌感染をしている場合は発がんを促進するという報告があります。つまりピロリ菌に感染していると食塩は胃がんを促進するという事になります。

まとめ

昔から塩分を摂りすぎると高血圧になったり、様々な病気を引き起こすと言われていますが、習慣的に塩分を摂りすぎる事で胃粘膜が荒れ、ピロリ菌が増えるため胃がんになりやすいという研究結果があります。ピロリ菌自体に発がん性があるわけではありませんが、ピロリ菌感染をしている場合、塩は胃がんを促進するという事がわかっています。

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