ストレス過多がピロリ菌の好物だった!?

ピロリ菌

ストレス過多がピロリ菌の好物だった!?

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ストレス、胃炎、ピロリ菌はどういう順番でつながっているのでしょうか。ピロリ菌はストレス過多の状態が大好きだと言われているのは本当なのでしょうか。ストレスとピロリ菌、胃炎の関係についてまとめます。

胃はストレスの影響を受けやすい代表

胃は自律神経の働きと密接な関係があるため、ストレスの影響わ受けやすい器官であると言われています。ストレスの原因は様々ですが、ストレス過多の状態になると一時的に胃酸が過剰に分泌されます。胃酸は金属も溶かす程の器用力な酸(pH1~2)で胃粘膜にある壁細胞から分泌されます。胃酸の役割は食べ物を強い酸で消化する他に、食べ物と一緒に体内に入ってきた細菌を殺菌する事です。粘液は自身が胃酸などにより消化されないように胃の粘膜を覆っていて、通常は胃酸と胃粘液の量のバランスが保たれていますが、胃酸が出過ぎると粘液が防御しきれなくなり胃粘膜が傷つけられてしまいます。またストレスによって自律神経のバランスが崩れると胃酸の分泌が増えるため胃酸と胃粘液のバランスが崩れます。その他にも喫煙によって血管が収縮し、胃への血流が不足する事から胃粘膜の働きや防御力を低下させるためバランスが崩れるとも言われています。すると胃痛の原因となり、炎症につながります。

ピロリ菌が胃痛をひどくする?

ピロリ菌の出す毒素やアンモニアは胃粘膜の表面の細胞を破壊すると言われています。そのため胃酸から胃の粘膜を守る力を弱めてしまうため胃痛の原因となります。ストレスがピロリ菌を活発にするのではなく、ストレスによって胃の粘膜が荒れ、ピロリ菌が悪さをしやすくします。またピロリ菌に感染しているとピロリ菌によって胃粘膜が傷つけられ、わずか自律神経の乱れでも痛みを感じるようになります。

まとめ

胃はストレスの影響を受けやすい器官の代表です。胃の中は胃酸と胃粘液の量がバランスよく保たれている時は胃痛はおこりませんが、ストレスなどで胃酸の分泌が増えるとそのバランスが崩れ、胃粘膜を荒らしてしまいます。すると胃痛の症状などがあらわれます。またピロリ菌に感染しているとわずかな自律神経の乱れによっても胃に痛みを感じやすくなると言われています。つまりピロリ菌はストレスが好きなのではなく、ストレスによって弱った胃粘膜の状態が好きという事です

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