【貧血女子注目!】鉄欠乏性貧血とピロリ菌の関係とは?

ピロリ菌

【貧血女子注目!】鉄欠乏性貧血とピロリ菌の関係とは?

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一般的に貧血は女性に多い症状ですが、鉄欠乏性貧血とピロリ菌に深い関係があるという事を知っていますか? ピロリ菌と鉄欠乏性貧血の関係についてまとめます。

鉄欠乏性貧血とは

鉄欠乏性貧血とは、食事における鉄分の摂取不足や鉄の吸収障害、慢性失血や鉄の需要増加などによる鉄の欠乏によって起こる貧血です。主な初期症状は頭痛や食欲不振、疲れやすくなる、動悸、呼吸困難、舌痛や月経障害、爪がサジ状に変化するなどがあります。貧血は血液の重要な役割である酸素の運搬が不十分になってしまった状態の事を言います。

鉄欠乏性貧血にピロリ菌はどう関係があるのか

貧血は鉄の不足で起こりますが、ピロリ菌に感染すると鉄欠乏性貧血の要因になる事がわかっていると言われています。一般的に体の成長に伴い必要な栄養素としての鉄分が不十分だと貧血を起こします。思春期の女の子は月経が始まり、体外に鉄分が失われるため貧血を起こしやすくなります。このような成長期の鉄分不足による貧血は食事や鉄剤の内服で改善しますが、鉄剤を中止してすぐに貧血が再発する場合はピロリ菌の感染が疑われます。ピロリ菌は鉄の吸収を阻害し、増殖に鉄が消費される事が判明しているため、成人の鉄欠乏性貧血の要因になっていると考えられています。そのため、ピロリ菌感染が原因の場合、ピロリ菌の除菌治療を行う事で貧血も治るという事がわかってきています。またピロリ菌の感染による鉄欠乏貧血の理由として考えられている説のひとつに、ピロリ菌によって胃粘膜が委縮するため、胃酸の分泌が低下し鉄の吸収がされにくなる事から鉄欠乏性貧血になってしまうのではないかと考えられています。ピロリ菌感染はヘリコバクターピロリ菌感染症という病名とされ、消化器肝臓内科や消化器外科などでの治療が行われます。

まとめ

女性に多い貧血ですが、食事による鉄分の摂取不足などが原因の場合、食生活の見直しと鉄剤の内服で改善しますが、ヘリコバクターピロリ菌感染症のが原因の鉄欠乏性貧血の場合があります。ピロリ菌に感染していとるピロリ菌が鉄の吸収を阻害する事から鉄不足となってしまうと考えられています。鉄剤の服用をやめてすぐに貧血となってしまう場合は、ピロリ菌感染を疑う必要もあります

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