体の悩みの代表のひとつである口臭ですが、原因は様々です。念入りに歯磨きをしても気になってしまう口臭はもしかするとピロリ菌が原因かもしれません。気になる口臭とピロリ菌の関係についてまとめます。

口臭の原因とは

マメな歯磨きを心がけるなど口臭に気を使っている方は多くいると思います。また口臭を強く感じる時とそうでもない時があると思います。口臭の原因は様々ですが、オーラルケア（歯磨きなど）の不足や緊張やストレスによる唾液の分泌量の低下、また女性の場合月経時や妊娠時にホルモンの作用により口臭が強くなる事もあると言われています。口臭の原因は生理的口臭と病的口臭にわけられます。生理的口臭とは食べ物屋アルコールなどによって生じる口臭ですので、正しい歯磨きや、食生活で気をつける事はできますが、病的口臭の場合には医師への相談が必要な場合もあります。病的な口臭には虫歯や歯周病、口内炎などの口の病気をはじめ、鼻や喉の病気、慢性気管支炎などの呼吸器の病気の他、胃炎や胃拡張などの胃腸の病気が原因となる事もあります。

ピロリ菌と口臭は関係あるのか

口臭とピロリ菌が関係がないとは言い切れないですが、口腔衛生や生活習慣が口臭の原因となっている場合に比べて可能性ははるかに低いと言われています。ピロリ菌は自らをアンモニアの膜で覆って胃酸から身を守って胃に生息している菌である事から、このアンモニアが口臭の原因となっているのではないかとも考えられています。実際にピロリ菌除菌を行った後は口臭が気にならなくなったという方もいます。そのためピロリ菌と口臭は無関係とは言い切れませんが、可能性としては口腔衛生や生活習慣が原因となっている事が多いでしょう。

まとめ

口臭は自分でなかなかわかりずらいという方も多いですが、気になる体の悩みのひとつでもあります。口臭の原因には生理的口臭と病的口臭があり、ピロリ菌も口臭の原因となっているのではないかとも考えられています。しかし口腔衛生の状態や生活習慣が口臭の原因となっている場合に比べ可能性は低いと言われています。しかしピロリ菌の除菌後は口臭が気にならなくなったという方もいるためピロリ菌と口臭は無関係とは言い切れないでしょう。