胃の健康度を測る!ABC検診について詳しく調べてみた。

ピロリ菌

胃の健康度を測る!ABC検診について詳しく調べてみた。

ABC

先進国の中でも胃がんの発症率が高いとされている日本ですが、自分の胃の胃がんのリスクを知る事ができる検診があります。定期健康診断で胃X線検査が未受診の若年層の方などにおすすめしたいABC検診についてまとめます。

ABC検診とは?

ABC検診とは胃がんのリスク検診の事です。ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染の有無を調べる検査と、ペプシノゲン検査と呼ばれる胃の委縮度から胃炎の有無を調べる検査を組み合わせて、胃がんになりやすすいか否かを分類する検査の事で、がんを見つける検査ではありません。

A群~E群までに分けられており、胃がんのリスクはA群が一番低く、D群が一番リスクが高いとされています。E群はピロリ菌の除菌治療が成功し胃がんの発生リスクが低下している方をさしています。A群は健康的な胃粘膜の状態で、胃疾患のリスクは低いとされています。B群は消化性潰瘍などに留意する必要があり、ピロリ菌の除菌も必要とされています。C群は胃がんのリスクが高いと考えられており、こちらもピロリ菌の除菌が必要とされています。D群はより胃がんのリスクが高いと考えられており、ピロリ菌の除菌は他のHP検査で陽性の場合必要とされています。B群~E群は定期的に内視鏡で胃の検査を受ける事がおすすめとされているため、医師との相談が必要です。

ABC検診が不敵なケース

ABC検診の結果が正しく得られない可能性がある場合があります。ピロリ菌の除菌治療を受けてE群と結果が出ている方や、胃を切除された方、胃酸分泌制薬を2カ月以内に服用していた方、腎不全の方や食道、胃、十二指腸疾患で治療中の方などはABC検診が不敵とされています。心当たりのある方は検診を受ける前に医師に相談の上、検診する必要があります。

まとめ

胃がんのリスクを知る事ができるABC検診という検診があります。ABC検診の結果はA群~E群にわけられており、結果判定に従って医師と相談し、定期的に胃内視鏡検査を受けることにより、胃がんの早期発見など胃がんに対するリスクを軽減する事ができます。

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