胃カメラでピロリ菌って発見できるの??

ピロリ菌

胃カメラでピロリ菌って発見できるの??

胃カメラ

胃がんの原因になると言われているピロリ菌ですが、健康診断などで行う胃カメラでピロリ菌を発見する事はできるのでしょうか?また、見ただけでピロリ菌はわかるものなのでしょうか?ピロリ菌に関する胃カメラでの検査方法についてまとめます。

胃カメラで何がわかる?

一般的に胃カメラと呼ばれている上部消化管内視鏡検査では、5mm以下の早期のがんも発見できると言われています。生活習慣病やがんへの関心が高まっている現代では、検診や人間ドッグで胃カメラでの検診をする方が増えてきています。最近の胃カメラは細い内視鏡の先端に小型テレビカメラ(CCD)を取りつけたものが主流となっており、テレビモニターに映像が映し出されるため複数の医師が病変を見て診断や治療を行う事ができるメリットがあります。また、粘膜を直接観察できる事から、出血の有無までもはっきりとわかるため確定診断に役立っていると言われています。がんが疑われる場合などは内視鏡先端部の装置で組織を採取し組織細胞診(生検)を行う事で確実な診断ができます。胃カメラによる診断で異常な場合に疑われる病気には、胃がんの他、食道炎や食道潰瘍、食道がん、胃潰瘍、食道・胃の静脈瘤や十二指腸潰瘍などがあります。

見ただけでピロリ菌感染は判断できるのか

ピロリ菌に感染している胃炎には特徴があると言われているため、専門医であれば胃カメラ写真の確認でピロリ菌感染の有無がだいたいわかると言われていますが、確実に感染の有無を調べるには他の検査手段も用いて診断します。胃カメラを使用してピロリ菌の感染を診断する方法は、胃の組織を採取し判断する迅速ウレアーゼ法や、胃の組織を生検採取し顕微鏡で感染の診断を行う鏡顕法や、胃生検材料を培養にかけて増殖させて調べる培養法があります。

まとめ

胃カメラでの検査には苦痛が伴うというイメージが強いため、検診をためらってしまう方も少なくありませんが、最近の胃カメラは昔ほどの苦痛はなくなってきています。胃カメラは5㎜以下の早期のがんも発見できると言われており、確定診断に役だっている医療器具です。ピロリ菌の感染の有無も胃カメラによる検査を組み合わせる事により、より正しい診断が可能となります。

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