検査しようピロリ菌!尿素呼気試験とは?

ピロリ菌

検査しようピロリ菌!尿素呼気試験とは?

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ピロリ菌に感染しているかどうかの検査は方法はいくつかありますが、どの検査方法が判定精度が高いのでしょうか。検査方法のひとつである尿素呼気試験とは、どのような検査方法なのでしょうか。またその偽陰性はどうなのでしょうか。ピロリ菌と尿素呼気試験についてまとめます。

尿素呼気試験ってどんな検査?

ピロリ菌はウレアーゼという酵素によって胃の中の尿素を分解し、アンモニアと二酸化炭素を生成します。尿素が分解される事によってアンモニアと同時に生成された二酸化炭素は血液から肺に移行し、呼気中に炭酸ガスとして排泄されます。尿素呼気試験とはこの原理を利用して呼気に含まれる二酸化炭素によりピロリ菌感染の有無を判断する検査です。検査方法は薬(標識尿素)を飲んで20程横になった後に呼気を測定します。内視鏡を使用しない検査方法ですので内視鏡が苦手だという方も楽に検査できる方法のひとつです。

偽陰性って何?

ピロリ菌感染の有無を検査する方法は6種類ありますが、どの検査もわずかですが「偽陰性(ぎいんせい)」の可能性があります。偽陰性とは実際は感染しているのに、感染していないという結果が出てしまう事です。偽陰性の対策は、一つの検査が陰性だった場合は、違う方法で再検査したり、二つの検査を同時に行うなどがとられます。また、偽陰性を生じる可能性がある薬剤があるため、薬剤を服用中止後4週以降の時点で呼気テストを実施するようにしなければなりません。偽陰性を生じない薬剤や、偽陰性を生じるかどうかは不明ですが、生じたという報告がない薬剤もあります。薬を服用中の方はその旨を医師に伝え、検査の時期を医師に判断してもらう必要があります。

まとめ

内視鏡を使用しないピロリ菌感染の有無を検査する方法のひとつに尿素呼気試験があります。薬を飲んで20程横になった後、呼気を測定するので内視鏡が苦手な方も楽に検査できます。ピロリ菌の検査方法はこの検査方法を含め6種類ありますが、どの方法にもわずかですが偽陰性の可能性があるため、複数の検査を同時に行う対策をするのが一般的です。偽陰性を生じる薬剤もあるため薬を服用中の方は医師にその旨を必ず伝えましょう。

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