ピロリ菌検査の迅速ウレアーゼ法って何?

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ピロリ菌検査の迅速ウレアーゼ法って何?

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ピロリ菌に感染しているかどうかの検査方法は大きく2つに分けると内視鏡を使用したものと内視鏡を使用しないものにわかれます。内視鏡を使用した検査方法の中に迅速ウレアーゼ法という方法がありますが、どんな検査方法なのでしょうか? 迅速ウレアーゼ法についてまとめます。

一般的な検査方法

内視鏡を使用したピロリ菌検査の方法は3種類あり、その中のひとつである迅速ウレアーゼ法が一般的であると言われています。その理由としては内視鏡を使用した検査方法の中ではより早く検査結果が判明するためですが、ピロリ菌の検査方法には検査法の感度や特異度がそれぞれ違います。内視鏡を使用する方法は胃の組織の一部を使い検査するため、「点診断」と呼ばれており、本来はピロリ菌がいるのに陰性と診断してしまう事になる場合もあります。それに対し内視鏡を使用しない方法は「面診断」と呼ばれています。感度とはピロリ菌がいるときに陽性と診断する確率で、特異度とはピロリ菌がいない時に陰性と診断する確率の事です。

迅速ウレアーゼ法が一般的な検査方法の理由

迅速ウレアーゼ法の感度(ピロリ菌がいるときに陽性と診断する確率)は86~97%、特異度(ピロリ菌がいない時に陰性と診断する確率)は86~98%と言われています。迅速ウレアーゼ法が一般的な方法とされる理由は、使用される検査試薬はピロリ菌飲みに反応するため正確性に優れている事、内視鏡を使用するためその他の胃疾患の診断が同時にできるという効率性もあわせ持ち、また比較的に安価で行えるという点にあります。

まとめ

ピロリ菌に感染しているかどうかの検査方法は内視鏡を使用するものと使用しないものに分かれ、それぞれいくつかありますが、検査の正確性や効率性、費用面からトータル的に判断すると迅速ウレアーゼ法が一般的であると言われています。迅速ウレアーゼ法とは内視鏡によって採取した胃の組織からアンモニアの量を調べることによってピロリ菌に感染しているかどうかを調べる方法の事です。

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