事前に防ごう!ピロリ菌の検査方法まとめ

ピロリ菌

事前に防ごう!ピロリ菌の検査方法まとめ

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胃がんの原因となってしまうと言われているピロリ菌が自分の胃の中に棲んでいるかどうかを検査する方法はいくつかあります。検査方法は1つだけではなく、複数の検査を行えばより確かな判定ができると言われています。ピロリ菌の検査方法についてまとめます。

内視鏡を使う検査

内視鏡を使い胃の中を観察すると同時に、内視鏡によって採取した胃の組織を用いて検査をする方法があります。採取した胃の組織からアンモニアの量を調べることによってピロリ菌がいるかどうかを調べる迅速ウレアーゼ試験、採取した組織を染色し顕微鏡で確認する鏡検法、ピロリ菌が増えるかどうかを調べる培養法の3種類です。

内視鏡を使わない検査

内視鏡を使わない検査方法もあります。血液や尿からピロリ菌に対する抗体の有無を調べる抗体測定、検査用の薬を服用し吐き出された息を調べる尿素呼気試験、便からピロリ菌抗原があるかどうかを調べる便中抗原測定の3種類です。

検査の後

内視鏡を使った検査、または使わない検査によってピロリ菌に感染していた場合、胃酸を抑える薬と抗菌薬を服用する一次除菌療法がおこなわれます。その後、ピロリ菌が除菌できたかどうかを検査し、除菌が不成功だった場合、二次除菌療法がおこなわれます。二次除菌療法は一次除菌療法と同じ種類の胃酸を抑える薬と、抗菌薬の他に一次除菌療法とは別の抗菌薬を服用します。ピロリ菌の除菌療法は正しく薬を服用する事により一次除菌療法では約75%、二次除菌療法では約95%の確率で成功すると言われています。除菌療法を成功させるコツは指示された薬を必ず服用する事で、自分の判断で薬の服用を中止したり飲み忘れたりすることで、除菌がうまくいきません。それだけではなく治療薬に耐性をもったピロリ菌があらわれることにより薬が効かなくなることもあります。

まとめ

ピロリ菌感染の検査方法には内視鏡を使った検査方法と、使わない検査方法がそれぞれ3種類ずつあります。検査方法は1つだけではなく、複数の検査を行えばより確かな判定ができると言われており、ピロリ菌に感染していた場合、除菌療法を行う必要があります。除菌療法を成功させるコツは処方された薬を正しく服用する事です。

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