【ギモン】ピロリ菌って何を餌にしてるの??

ピロリ菌

【ギモン】ピロリ菌って何を餌にしてるの??

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胃の中に生息するピロリ菌は何を栄養源に生きているのでしょうか?胃には食物が入ってくる事から食物を栄養にしているのでしょうか?胃の中でのピロリ菌の餌についてまとめます。

ピロリ菌は自分で栄養を作り出せるのか

ピロリ菌は必要な栄養を自分で作り出す事はあまり得意としていないと言われています。そのため外部からの栄養に依存しなければなりません。胃の中には食物が入ってきますが、栄養源として利用するには十分に分解された状態ではないため栄養分としては不向きです。そのため胃の中に入ってくる食物から栄養分をえるのは限定的だと考えられています。

ピロリ菌はどんな栄養分をどこから取り込んでいる?

ピロリ菌は外部からの栄養にかなり依存していますが、菌体をつくるためのエネルギー源や栄養分を糖やアミノ酸、自分の膜脂質を強化するためのコレステロールを取り込んで餌にしていると言われています。ピロリ菌の生息場所は胃粘膜の粘液ゲル層であるめ、多くの栄養分がある場所だと予測できます。胃粘液の主成分は糖たんぱく質やムチンである事から、胃粘液に含まれている成分から栄養分を得ていると考えられています。また、コレステロールに関しては胃粘膜の上皮細胞から得ているという報告もありますが、餌にしている上皮細胞を破壊しているわけではないとも考えられています。その理由として生息する場所を破壊してしまってはピロリ菌自身も生息が難しくなるためです。

まとめ

ピロリ菌は自分で栄養を作り出す事を得意としておりません。強い酸である胃酸にも負けないピロリ菌ですが、胃の中に入ってくる食物を餌としているわけではなく、胃粘液に含まれている成分や、胃粘膜の上皮細胞から得ているという報告があります。しかし上皮細胞を破壊してしまっては、自分の生息場所がなくなってしまうため、上皮細胞を破壊しているわけではないと言われています。

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